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さかしまの夢
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                 のユメはの中でしか見えない

             裸にされた電球が

                 ただ部屋を明るくするためだけに



         天井に

                    吊されて

                          いる



       デカダンス 自己破壊

         細胞分裂


             あらゆる既知の奇異なる調べ

     

             あらゆる光あらゆる闇

          


      肌のぬくもりを忘れた豹が僧侶の頭巾を見破る


              飛べ ここがロドスだ     


                    ドロシーよ。嗤え。


                   いつまでも朽ちることなく、嗤え。



             ドロシーのドレス  染みだらけの白衣



             あるとないとにかかわらず


            いつまでも染みつく影と闇


           


        電球は    天井に

                     吊されて   


        嗤いつづける


            ドロシーのドレス  


                 そして     ロドス



           影の裏側に隠されている



                       ロドス

                      そのヴェールを剥がすと......



        砕け散る闇の波


                すると、



                       (to be continued)

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    Noël 夜のグノシェンヌPart1
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      Je vous souhaite un joyeux Noë

       

      ・夜のグノシェンヌ

       

      生死の狭間を

          漕いでわたるグノシェンヌ

       

            STYX XY      XX


        蠍座の猫をやさしく抱き寄せ

      くるりと  

       回り

      三度お辞儀をしたかと思うと

      鏡をすり抜けるような仕草


                     で 

      三途の川を

          泳い

                で 渡      る


      浮世の川を

          漂い

                ゆ れ      る 


      鬱積した   

              時間の渦に巻き込まれ

      すべてが永遠へと溶ける一瞬

       

      あらゆる愛と狂騒が

             憎しみの鏡を叩き割り

       

      あらゆる色彩が   一斉に立ち上がる

       

      愛しの  夜と

      グノシェンヌ

       

      今宵も      ダリアの匂いを嗅ぎにやってくる

       

      *

      **

      ***

      *****

      *******

      ***********

      ***

      We Wish You a Merry Christmas

       

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      自由の幻想
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        自由とは何であるか。

        自由を感じる瞬間はあるのか。
        それは錯覚ではないのか。

        質問  のな  い答えは ない。
        現実 のな い疑 問      はな い。



        我々は自由という名の下に、すべてを手にする自由が得られたと感じる。しかし、自由とはかくも不自由なもの。自由という不確かで空虚な現実に立ち向かうためには、自らが生み出した幻想のヴェールに包まれなくては生きられない時がある。打ち砕かれた幻想と拘束された自由。;自らが開放されるために、自らを自らの手で新たな世界へ解き放たん。

        心に、炎を灯せ。
        ダンス、ダンス、デカダンス。

        彷徨う魂を震える音魂で満たせ。

        目に見えぬ鎖を解き放つために。

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        花開くつぼみの天使 PART2
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           それは 干からびた異化の変化

              金平糖のように

             煮詰めた黒糖のように とろけるほど甘く

                静かすぎる闇の中で

                    男色の前触れもなく



                    なんの音もなく

                   禁色の幕が上がる

                     時は満ちた


           しかし その天使たちには翼はない


           かつて男だった者達は

             聖なるザクロをむさぼり喰う

           
           聖なるつぼみは永遠なる命を授けられ

           そして

              亡者の住む館へと向かう


          聖なる怪物の下着が

           夜な夜なドクロの歯型によって菱形にくりぬかれる
           
          見るも凄惨な6人のウァンバイアの唇

           火あぶりの策略で天使をたぶらかし
           
                   朽ち果てた秘密の園を抜け出す

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          冷たい水の中の小さな太陽
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            未知の彼女はぼくのいちばん好きなかたち、

            
 人間であることの悩みから

                       ぼくを解放してくれたひと、

            
 ぼくは彼女を見、
                     それから見失う、

            そして
 ぼくは

                        ぼくの


                                   苦しみを

                  

                              甘受する、
 

                      
                       冷たい水の中の小さな太陽のように。 





            ポール・エリュアール  朝吹三吉訳
            フランソワーズ・サガン『冷たい水の中の小さな太陽』の序文より

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            花開くつぼみの天使 PART1   
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              あれは

                   花開くつぼみの天使

                             在る者は 退廃の種 と呼ぶ

                 あれは
                            男たちの描く螺旋

                また在る者は
                         かつて男だった者達の描く幻影 と呼ぶ

                  呂律の回らぬ退廃のオペラ

                            青ヒゲの亡霊よ

                                我と我が身を嗤え

              聞こえてくる

                  妖艶なる禁断の調べ

              古の夢物語


                      それは
                              朽ち果てたドクロの妖かし

              ダンス   ダンス   DECADENCE

                  優雅ではない
               朽ち果てた秘密の園で


                 予期せず

                                   開演のベルが鳴る

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              分別と分裂 Part1
              0

                分 裂し

                て  ゆ   く   精 神   は

                   病ん だ

                     時   代の

                  黒  猫の

                眼 球を 妊      む。



                その時、現実に色彩はなくすべて黒一色の闇で満たされる。

                不条理のタンス。

                またはミシン台の上の2人のコウモリ。

                             産婆の踊り子を頭からかじる。

                食いちぎり、中から血まみれの赤ずきんがはい出してくる。



                                      現実の残骸。

                戯言には難残の意味もない。



                狂おしき亡国の民だけが観る暗黒の世界が私を待ち受ける。




                AMEN

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                ZEUS MACHINA!
                0
                  日々混沌とした色彩をまとい、我は放浪を続ける異端者。
                  我らは影。時代の影。

                  ZEUS MACHINA
                  我らは永遠。
                  夢ある限り、飛翔する。

                  精神は音となり、魂を揺さぶる。


                  私は果実にうちのめされた。
                  もはや見るに値する果実はない。

                  存在とは動く墓場である。
                  いにしえの孤島で、私は夢見る。




                  かつて、アントナンアルトーはこう語った。

                  私たちはまだ生まれていない。
                  私たちはまだ世界にはいない。


                  と。それは怒りと絶望の淵にいる者だけがもつ
                  鮮烈なビジョンである。



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