まだ、あの地震が起きた日から約10日しかたっていないというのが信じられない。
東日本大震災で被災され、大きな打撃を受けた東北地方の皆様に
心よりお見舞い申し上げます。
私が暮らす関東でも地震の影響があった。地震当日は交通機関の乱れがあり、(私もそうだったが)多くの人が帰宅難民になった。混乱のさなか数時間かけて徒歩で帰宅するというのはかつて経験したことのないことで、異様な光景だった。周囲にはおびただしい数の方が帰宅するため足早に歩みを進めている。途中、立ち寄ったコンビニエンスストアの棚には食料や飲料が見あたらず、寒々しく露出した棚そのものしかない。普通の生活を普通に送ることがいかに大切か、ということを今回の震災で思い知らされた。
日本は不景気とはいえどもモノにあふれ、自分が欲しいモノは何でも容易に手に入るという幻想を抱いてきた。それでもひとたび大地震が起きるとさまざまなものが一気に破綻する。今回は燃料や食料などの流通、交通、そして電気、電話などのライフラインが破綻した。
恐ろしい事である。電話が非常時につながらない。寒さをしのぐために必要な電力がない。帰宅をするための交通手段がない。そして、物資を届ける流通機構が崩れる。さまざまな事が起きた。恐怖。それは、当たり前(だと思っていた)のモノが当たり前ではなくなることである。
今、私達にできることは、まず、東日本大震災で被災され、大きな打撃を受けた東北地方の皆様が、一日も早く元気に暮らせるように祈ることだろう。
次に、経済的な支援ができる環境にあるなら、被災地救済のための義援金支援も検討したい。企業や団体をはじめ多数の著名人の方が多額の義援金を送っていると報じられているが、もし個人での支援を考える場合、可能な限り全額を確実に寄付するためには、できれば多大な被災を受けた県あるいは現地の市町村に直接寄付をするのが良さそうだ。
私は現地の市町村に自分のできる範囲で直接寄付をするつもりです。
リンクは以下。
福島県http://www.pref.fukushima.jp/j/index.htm
宮城県http://www.pref.miyagi.jp/kihu.htm
岩手県http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=31359
私も、自分にできることから始めています。
身近なことでは、予測不可能な大停電を避けるための努力、つまり節電もそのひとつで、今東日本に生きる自分を含め多くの人たちの生活を守るためにも必要なこと。とはいえ、電気がなくては企業活動はもとより、芸能、スポーツその他のさまざまな活動が停滞してしまうのも事実。それぞれの状況に応じて、無理のない範囲で、自分たちのできる範囲で行いたいものです。
色々書きましたが、東日本で生きる我々にいま必要なのは前向きな姿勢です。
「ポジティブシンク」でいきましょう。